裏声が出るのは、喉が諦(あきら)めるから???

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NHKのチコちゃんが、「裏声が出るのは喉が諦(あきら)めるから」と言ってましたよー、と生徒さんが、ライン下さいました。

ほほう。そして、「では、ソプラノ歌手さんは、諦(あきら)めの人生なのですか?」との質問も。

ここでチコちゃんの言っている裏声とは、「ひっくり返ってしまった声」のことを指して「裏声」と呼んでいるのでしょう。(番組を見ていないので、推測です。)

例えて言うなら、しっかり歩ける方が「わざとこける(吉本新喜劇のように、ここぞと言う場面で、オチとしてこける)」ことと、「歩いていてこけてしまう(こけるつもりがないのに、こけてしまった)」とは、「こける」の意味が違います。

きっと、チコちゃんが説明した「裏声」は、「歩いていてこけてしまう(こけるつもりがないのに、こけてしまった)」裏声のことを「裏声が出るのは喉が諦(あきら)めるから」と言ったのだと思います。

専門的に言うとわかりにくくなるので、たとえ話で簡単に説明します。

買い物で、牛乳やジュースを買って、思いのほか重くなってしまった荷物。

頑張って持って帰るのですが、道の途中で腕が限界に。。。うぅ、もうダメ。。。

はいこの瞬間が、声のことに例えると、声がひっくり返ってしまった瞬間です。

今まで出していた地声を出すための声帯筋が力尽き、限界を超え、持ち堪えられなくなり、地声を出す筋肉が「諦(あきら)めざるをえなくなり」声がひっくり返り、弱い声になる。

まあ、この弱っちい声の事を、裏声と呼んだのですね、チコちゃんは。

ただし、これは、声の裂け目で、地声を出す筋肉が力尽きてしまっただけの現象です。

「裏声が出るのは声帯の筋肉部分が諦(あきら)めるから」

裏声でも、もっと立派な声が出ますよ。だからソプラノ歌手は、諦めの人生ではありません!

しっかりした裏声のことを、専門的には、「支えのある裏声」と呼びます。

支えは、お腹とか呼吸とか、プロでも勘違いしている方がいますが、そうではありません。

喉の中に、声帯が入っているお家(喉仏)を吊っている筋肉があり、

その筋肉たちを鍛えてあげると、あら不思議。

人間の声はみるみるうちに、強さを取り戻すことができる理論が、ちゃんとあるのです。

フレデリック・フースラーと言う人が考え出した喉を吊る筋肉を機能回復させる方法です。

裏声とは、声帯内部の靭帯が主成分になる声のことを指します。

地声とは、声帯内部の筋肉が主成分になる声のことを指します。

「裏声が出るのは喉が諦(あきら)めるから」ではなくて、「裏声が出るのは声帯の筋肉部分が諦(あきら)めるから」が

専門的には、簡潔な正解となりますよ〜、チコちゃん♪