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生徒さんの喜びの声

音楽教育を受けていなくてよかった、と言ってくれた
(山永さん・92歳)

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今年、私は92歳になります。奥村先生の生徒の中でも最年長でしょう。生涯学習センターの奥村先生の講座を訪れたことが、ご縁です。

私は、66歳の時に胃癌を患いました。数度抗がん剤治療を受けましたが、とても辛かったので、直感で、抗がん剤で死んでしまうと思い、当時、医師の強い反発にあいましたが、抗がん剤治療を中止しました。

それから、栄養士の妻と二人三脚、東洋医学など色々勉強しました。歌うことが体にいいと言うことで、毎日大きな声を出して歌って来ました。この歳まで生きましたから、歌が体にいいことを証明できたのではないでしょうか。

私は、音楽教育を受けたことがなく、そのことをコンプレックスだと思って来ました。声楽の先生にも習いに行ったことがあります。しかし、習う度に、こう歌ってください、とかここはこう言う風に歌はないとダメと言われ、歌う楽しさがなくなりいつも嫌になってやめてしまっていました。

やっぱり音楽教育を受けていないとダメなんだろうと思っていますと、奥村先生は、音楽教育を受けていなくてよかった、と言ってくれたのです。びっくりしました。偏った価値観を植えつけられなくてよかったと言ってくれたのです。

世界には、多種多様の文化や芸能があるということ。だから声には無限の可能性があると言うこと。言われてみればその通りなのですが、見落としていました。

今となってみると、私にとっては、抗がん剤も歌を習うことも、「しない」選択をして、自分を規定の枠にはめなかったことが正解だったようです。

奥村先生のレッスンは、毎回興味深く、私の楽しみでもあります。

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