ボイトレ日記

5月が始まりました。

*

フースラーメソードは、7色の声を“真似する”メソードと勘違いされることがあります。

しかし、実際にはそうではありません。
(簡潔にこのメソードのことを説明する際に“真似する”という表現を使う場合はあります)

喉の“どの筋肉”を“どう使う”と“このタイプの声が出る”ということを核にし、喉を吊る筋肉や声帯筋などを育てていくことが大事なのであり、ただ真似して“それっぽい声を出す”ことが目的ではないのです。

 

7色の声を出すレッスン

 

声を育てる上で大切な第一歩目の作業が「声区の分離」です。声の成分を聴き分けていく「仕分け作業」です。

地味~で、骨の折れる作業です。ただ、ただ、注意深く、声の成分を聴き分けて声区の分離をしていきます。

派手さゼロですが、この地味~な作業が声域拡大にとてつもない効力を発揮してくれます。

 

例えて言うなら、お互いのためにならない慣れきった癒着を断ち切り、各々の人生をしっかり独り立ちして、地に足をつけ生きていく感じです。

断然、次元が違うことが起こるのです。声区の癒着を見逃さず、分離していく。

裏声の“つもり”で出しているその声は、本当に裏声を出すための筋肉等が働いている音でしょうか。地声もまた然りです。

 

このボイストレーナー側の“聴き分け作業”は、職人技と言えます。

なかなかフースラーメソードが正しく世の中に広まらない、いや、広められない大きな理由の1つは、この職人技が必要だと言う点にあるでしょう。

「喉の中のバランスが比較的良い人の声」ばかりを聴いていたのでは育たない職人技があります。

「声が上手くいかない人たちの声」を聴き分け、どうしてそうなってしまうのかを解明する必要があります。

どうしたら上手くいかない声を脱却できるのかを説明できることが大事なのです。

 

解決に導ける全てのノウハウがフースラーメソードの中にあるのです。解明の結果、出なかった声が出るという素晴らしい体験に立ち会えるのです。

 

5月の連休中も、レッスンしております!